mnumeda's Diary

Everyday Rec.(Hatena::Diary よりインポート) 

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「できるだけ早く結論が欲しい」

ススキの穂

081006
7:00起床。天気予報見て洗濯。
母のシーツ、タオルケット、防水シートなど多いが、予報に反し雨はなかなかやまず、結局 昼前まで降っていた。
  8:45病院へ向かう。
10時過ぎに清拭があったが、しばらく面会室で待機していたら、今日の担当のSナースから電話で、主治医が15時〜16時に話があるということだった。
  で、帰宅。レノアを買い、弁当を買い、帰る。持ち帰ったパジャマを洗う。
雨は午後ようやく、上がった。
  14:20のバスで病院へ向かう。
14:45到着。個室に移っていた。
モニターもつながっていた。ナースに連絡して先生に連絡してもらう。
すぐに、来られて、集中治療室の端末で、電子カルテの説明を受けた。
  レントゲンの所見は、前回退院時と今回とでは炎症の範囲は増えてはいない。
しかし、呼吸は困難を強めて、酸素吸入が必須であり、レントゲンの所見以上に痰や水で呼吸阻害があるようだ。
また血痰を見る限り、炎症の進行もあり、大喀血の恐れもある。そのときは、手の施しようが無い。これを防ぐ手段として、大腿部の静脈からカテーテルを挿入し、出血部位を想定し、栓をする方法もあるが、高齢であり、一箇所かどうかも不明なため、リスクは高い。
今は、点滴で止血剤を投入した。
  呼吸困難の度合いは今後進行すると見ているが、今後心臓マッサージや人工呼吸器をして延命治療するかどうかを決めて欲しい。・・・。
  自分の意思は決まっていたが、Jの意見も聴取して統一見解を出すということで、先生には時間をもらったが、先生は「できるだけ早く結論が欲しい」と言われたので、仕事中のJを呼び出して、来てもらう。
  16:00過ぎ、作業服姿のJが来たので、経緯を説明した。Jの意見も、天命を得たならそれでよいという。
主治医を再び呼んでいただく。Jに二度目の説明をPCでしていただく。
  個室に戻って、二人で母を見たが、呼吸が苦しそうだった。
痰が出続けるのか出血が止まらないのか・・・。痰を引くたびに血痰が出た。20ml程度は出ているか。Jには帰ってもらう。
  17:00,18:00,19:00と摘痰毎回血が出た。が19:00は若干血の鮮やかさが落ちた。止血の方向へ向かったか。
  18:00ころから、呼吸も、酸素量も、脈拍も安定してきたので、20時までいて、帰宅。
「なにかあったら電話します」とのことでSナースは送り出してくれた。
  Sナースの助言は「普段着ていらした着物を持ってきて置いて下さい」といわれた。
そのことは、深く胸に刺さった。
帰るときは、パジャマでなくきちんとした身なりで送り出します、と言われたのだ。
 帰宅後、母の65年間愛用の桐の箪笥の、中段の観音扉をあけて、普段着らしい、単、長襦袢、伊達巻、無地帯、帯止め、足袋・・・を選んで風呂敷包みを作った。
 今夜からは、禁酒となる。