mnumeda's Diary

Everyday Rec.(Hatena::Diary よりインポート) 

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勘違いを惹起させる行為

岡西

090920
6:50起床。シャワー。家内ON。快晴。
 9:00散歩。北回りCCW。県道正善寺から中山道、甚平坂。草刈が行われていた。
集まりの集団は業者やシルバーセンターなどでなく、ボランティアか町内ふうの方々だった。
 岡瀬沢鴨田へ抜ける道は、御岳がよく見える。
途中で最初の濁川の水面をみる。ハヤが群れていた。
 人家が途切れると、刈り残された田の上にJRが見え、さらに笠置山が望める。
その先は二度目の濁川を渡る。
岡西集会所を抜けて、稲刈りのそばを抜けて、三度目の濁り川を渡り、新岡瀬沢へ着く。
I宅に乗用車が二台停まっているのが見えた。いつもの空色のヴィッツは無かった。
 買い換えた?と想像した。
更に、山すそ沿いを進むと奉行橋に出た。四度目の渡河である。
濁川自体は比較的まっすぐ阿木川へ向かい流れるが、散歩道が、
サインカーブの如く川筋を0にアルタネイトしているのだ。
 奉行橋からは県道である。ドドガネの集会所では、子どもみこしの引き出し準備が今始まったようである。
わが地区は、明日9時から、三役で敬老お祝い品を配ったあと、祭り道具の引き出し点検を行う予定である。
 帰りつくと、次男が玄関へ座り込んで、コーヒーとスモーキング・・・。
案の定、昼用のピザは食われてしまっていた。
 我が家は早い者勝ちのルールか。冷や飯はあった。確保して、残飯で昼飯となる。
10時過ぎ、本当は憧憬の焦燥が例の場所へ行けというが、我慢した・・・。苦痛だった。
 そしてやり過ごした。
 午後、同じ焦燥がやってきて、今からでも行けとささやくやつが脳の隅に居た。
それも、やり過ごす。
 そうして、いくらかの時間が行く、そして積み重なる。
積み重なると、時は日となり、亦積み重なると月になり、年が重なる・・・。
そうして4年経ったのだ。
 あの、「手を握ってくれた」勘違いを惹起させる行為が、4年のガラスの厚みの向こうで歪んで見えた。
あの冷たい手の感触は、憧憬の確実な実体であるのだ。

 可能なら、早く命を絶えて精神の力だけでわずか6000メートルの隔たりを漂い、
そのあたりへ舞い降りて、微かな香りを頼りに声を聴き、俯瞰の位置で、姿を見たい・・・。
 
 白日夢はそうして終える・・・。
あふれる光の中へ毛布やピローを出して日光浴をさせる。
 
 ケータイは静かで微動だにしない。

 やがて日が傾いて、影が支配を濃くする。
十分冷めた毛布を仕舞う。
 ピローは太陽のにおいを仕舞う。

 また今夜、あの谷の、あの坂の上の、あの甍の下へ漂い行こう・・・。